プレスリリース. 2026年7月1日
Cloudflareが「あなたのコンテンツ、あなたのルール」というシンプルな理念でエージェンティックインターネットの発展を可能に
新しい分類、強化された分析、業界の定義を塗り替えるパートナーシップが、エージェンティックインターネットの発展に向けたサイトオーナーと透明性の高いAI企業の協働を可能にします
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サンフランシスコ(米国カリフォルニア州)— 2026年7月1日 — コネクティビティクラウドの先端企業Cloudflare, Inc. (NYSE: NET)は本日、エージェンティックインターネットの発展に向けたサイトオーナーと透明性の高いAI企業の協働を可能にする新しい分類、強化された分析、業界の定義を塗り替える商業パートナーシップを発表しました。Cloudflareの新しいツールと統合機能によって、サイトオーナーとAI企業は発見可能性の向上、効率化、収益化に向け、連携して最適化しやすくなります。Cloudflareはこうした新しいレールを確立することで、社会、サイトオーナー、AI企業に利益をもたらす健全な協調型エージェンティックエコノミーの基盤の構築に貢献しています。
インターネットトラフィックの基本的性質が変化しました。現在、全Webリクエストの半数以上は、自動化されたエージェントとボットによるものです。AIは、情報アクセスとオンライン商取引の新しいインターフェースになりつつあり、コンテンツ発見のルールが変わってきています。ほとんどのWebサイトオーナーは、コンテンツをAIシステムに取り入れてもらいたいと考えています。しかし、広告モデルやサブスクリプションモデルのビジネスにとっては、コンテンツをAIシステムの学習に無償で使われるのは脅威です。ビジネスがAIシステムにコンテンツを提供したいなら、可能な限り簡単かつ効率的に提供できるようにし、提供したくないなら、AIのアクセスを制限するツールがあるべきだと、私たちは考えます。そこで、Cloudflareは、新たなデフォルト分類をテストし、より深いインサイトをお客様に提供し、AI検索を高速化し、コンテンツが回答生成に利用される場合はクリエイターが報酬を得られるようにします。目指すのは公平な競争環境づくりです。それによってクロール効率を最適化し、知的財産を保護し、エージェンティックエコノミーにおけるクリエーターとAIの共栄を可能にします。
「昨年は、どのボットがコンテンツにアクセスするかについて、透明性と制御能力をサイトオーナーに提供しました。それがエコシステムに良い影響をもたらしたことを大変喜んでいます。インターネットトラフィックの大半がノンヒューマン(非人間)になった今、持続可能なエコシステムが生まれるように、さらに一歩踏み込んで迅速に行動する必要があります。Cloudflareの新しいツールとパートナーシップは、Webサイトオーナーに可視性の向上と商業機会の拡大をもたらし、意図が明確かつ透明なボットを持つAI企業にもメリットがあります。私たちが提案するデフォルト変更が、用途複合型クローラーが検索とエージェントの使用・学習を分離することにつながればと期待しています。」(Cloudflare共同創業者兼CEO、Matthew Prince)
用途複合型クローラーのフリーパスを終える期限
AI企業やサイトオーナーと数千回に及ぶ会話を繰り返した結果、明らかになったことが1つあります。ほとんどのサイトオーナーはAIに発見してもらいたがっているということです。しかし、広告やサブスクリプションで収益化するサイトの場合、発見可能性の最大化が知的財産の無償提供を意味するのはおかしく、避けたいところです。透明性の高いAI企業は、ボットを意図によって明確に分けラベル付けすることでそのニーズに対応しています。一方、用途複合型のクローラーボットは検索用、エージェント用、学習用を兼ねているため、サイトオーナーにとっても透明性の高いAI企業にとっても不利益になります。コンテンツオーナーは、エージェンティックAI時代における発見可能性の追求か、最も価値のあるコンテンツの無償提供の回避か、選択を強いられます。現在、最大手検索エンジンがアクセス可能な情報は主要AI企業の約2倍です。これは、顧客が発見可能性を維持しつつAIによる利用を回避することが、AI企業の場合は難しいからです。
Cloudflareはこれから2か月間、エコシステムと連携し、フィードバックを聞き、テストを実施して、2026年9月15日を期限として新しいデフォルトと分類を最終決定します。
新規のお客様と既存のお客様の新規サイトでは、2026年9月15日より「検索は許可するが、広告表示ページについては学習とエージェント利用をブロックする」がデフォルト設定になります。サイトオーナーに検索、エージェント利用、学習に関する選択肢を与えない用途複合型クローラーは、広告が表示されるすべてのページでブロックされます。これらの設定は、お客様がダッシュボードで随時変更できます。
現在Freeプランをお使いで、2026年9月15日までにダッシュボードで設定変更しておられないお客様にも、2026年9月15日に変更が適用されます。変更の目的は、エージェンティックAIの時代における発見可能性を公平性と透明性をもって再定義するAI企業と、従来型の検索エンジンが、公平に競争できる環境をつくることです。
強化分析で可視性を向上し、コンテンツを収益化
コンテンツ収益化市場が出現し、パブリッシャーやAIプラットフォームが過去1年間だけで50件以上の大型コンテンツライセンス契約を結んでいます。こうした契約を増やすため、Cloudflareは新たにAttribution Business Insightsダッシュボードを導入し、長い間コンテンツオーナーに手探りの交渉を強いてきたデータ非対称性を解消します。セキュリティチームとITチームだけでなく、ビジネスの利害関係者も、自社のコンテンツをAIボットがどのように消費しているかを明確に把握し、各AI企業が実際にどれだけのヒューマントラフィックを生み出しているかを追跡することが、初めて可能になります。
しかし、AIによるコンテンツ消費の把握は最初の一歩に過ぎません。発見の場が検索エンジンから回答エンジン(アンサーエンジン)へ移行するのに伴い、お客様はアンサーエンジン最適化(AEO)という新しい専門分野を究める必要が出てきます。AEOは、誰がクロールしているかだけでなく、AIが生成する回答の中で自社コンテンツがどのように引用されているか、どのくらいの頻度で引用され、どの程度目立っているかを、すべてのモデルについて把握することです。Web Analyticsが検索時代に必要不可欠なインフラストラクチャになったように、AI時代における確定的計測と最適化のレイヤーを提供することが、Cloudflareの目的です。
スマートな検索と公正な報酬
相対取引は大手パブリッシャーならできるでしょうが、他のWebサイトオーナーには当てはまりません。Cloudflareは、クリエイターとAI企業の両方を支援する2つの分野に取り組んでいます。AI検索の効率化と、クリエイターの作品が使用された際の自動支払いです。現在、AIモデルと検索エンジンは、ユーザーのクエリに答えるために、鮮度の高いデータを求めて、更新されないWebページを何百万回もクロールしています。Cloudflareのデータによると、AIクローラーからのクロールトラフィックの50%以上が、更新されないページの再取得に費やされています。パブリッシャーにとっては帯域幅の浪費、AI企業にとっては計算リソースの浪費になっており、それに見合うだけの優れた回答が得られるわけでもありません。Cloudflareは実際に更新されたことがわかるため、ページ再取得の価値が有るときと無いときをシグナルで知らせることができ、その結果として不要なクロールが減り、回答精度が上がります。Cloudflareは主要AI企業と協力してこれらのシグナルをテストし、鮮度がどれだけ上がるか、無駄なクロールがどれだけ減るかを測定しています。今年後半には一般提供する計画です。
Cloudflareは1年前、初回のContent Independence Day(コンテンツ独立記念日)にPay Per Crawl(クロールごとに課金) の最初のバージョンを発表し、AI企業によるコンテンツクロールに対してパブリッシャーが課金できるようにしました。本日、「Pay Per Crawl」が「Pay Per Use(従量課金)」に進化します。これによりパブリッシャーは、コンテンツが単に取得されたときではなく、実際に価値を生み出したときに報酬を受け取れるようになります。CloudflareはCeramic.ai、You.comなどのトップパートナーと協力して、Pay Per Use原則の市場化に取り組んでいます。Ceramic.aiの場合、オプトインしたパブリッシャーはコンテンツがCeramicのAI検索結果に表示されるたびに報酬を得られ、クエリ、引用、検索順位も回復できます。他のAI企業がそれぞれの業態に合ったモデルを持ち込む可能性もあります。たとえば、You.comが、各エージェントが必要な特定プレミアムコンテンツに対して都度(オンデマンドで)支払うようにし、Cloudflareがその下の共通レイヤーを提供するなどです。
Content Independenceの1年:ローンチしたもの
昨年のContent Independence Dayの基本テーマは防御で、データの制御を取り戻すためのツールを提供することでした。Cloudflareは過去12か月間、単なる保護から積極的なイネーブルメントへと移行するために必要なインフラストラクチャの構築を精力的に進めてきました。本日発表するのはその基盤構築の成果で、持続可能なエコシステムの3つの柱、すなわち制御、透明性、収益化を実現します。Cloudflareは昨年、許可ベースのAIクロールモデルとなるAI Crawl Controlをご紹介しました。その保護を民主化するため、Cloudflareはbeehiivのようなプラットフォームと提携し、独立系クリエイターと主要メディアアウトレットに、AIモデルごとの追跡、ブロック、オプトインが簡単にできる詳細ダッシュボードを等しく提供しています。また、エージェントとのインタラクションを根本から保護するために、Web Bot Auth(Webボット認証)も主導しました。これは、AIボットや自律型ショッピングエージェントがパブリッシャーや加盟店に対し、アイデンティティと正当性を証明するためのオープンフレームワークです。Cloudflareは、主要な決済サービスプロバイダーとも協力して、新興エージェンティックコマースエコノミーの基盤となる決済レール(決済インフラ)を敷いています。Web Bot Authに直接基づいて構築することで、AIショッピングエージェントが世界中の数百万の加盟店で未加工の認証情報を晒さず安全に取引できるよう支援しています。これらの取り組みは最終的に、持続可能なエージェンティックエコノミーの基盤整備に貢献し、次世代インターネットが透明性、発見可能性、公正な報酬を基本原則として構築されるよう保証します。
主要なパブリッシャーとAI企業はエージェンティックインターネットの支柱
- beehiiv:「コンテンツの発見可能性が根本的に再定義される新時代に入ってきており、その変革の最前線には独立系クリエイターが立つべきです。」未来はクリエイターが自分のコンテンツとオーディエンスを管理する時代になります。ライターに主導権を握ってもらい、彼らが新しいエージェンティックインターネットに簡単に参加でき、新世代の回答エンジンで可視性を最大化し、自らの条件でオーディエンスを積極的に拡大できるようにしたいのです。」– Tyler Denk、CEO
- Ceramic.ai:「AI検索を今後大きく発展させるには、広範なリーチを持ち、透明性と公正報酬に対する当社のコミットメントを共有するパートナーが必要です。Cloudflareのおかげで、オペレーションをプログラムで簡単に拡張できます。当社のPay-Per-Query(クエリごとの従量課金)モデルをCloudflareのネットワークに導入することで、何百万ものコンテンツオーナーがシームレスにオプトインし、自分のコンテンツが検索結果に表示されるたびに報酬を受け取れるようになります。」– Anna Patterson、創業者兼CEO
- Condé Nast: 「Cloudflareはここ1年、Condé Nastのようなプレミアムパブリッシャーを継続的にサポートしてくれました。我々のコンテンツはAIエコシステムへの重要なインプットであるとして、その対価が支払われるように働きかけてくれているのです。Cloudflareは市場をリードする技術インフラを提供しており、次に来るものを常に一緒に考えてくれるパートナーです。」– Geoff Campbell、戦略&事業開発担当SVP
- Patreon: AIエージェントの強化と普及が進む中、クリエイターにはAI企業による作品利用について実質的な発言権があってしかるべきです。しかし、インターネットの大部分では、クリエイターがオーディエンスを獲得・拡大するために、作品がAIの学習に使われることを許容せざるを得ません。Patreonには別のビジョンがあります。クリエイターがオーディエンスを拡張し、作品の利用をコントロールできるようにしたいのです。ですから、Cloudflareとの既存の取り組みを基に、Patreon全体で既知のAI学習クローラーをネットワークレベルでブロックしつつ、クリエイターが検索を通じて発見され、ビジネスを成長させるのに役立つクローラーについては引き続き許可しています。」 — Drew Rowny、製品担当SVP
Cloudflareのビジョンについて、詳しくは以下のリソースをご覧ください:
- ブログ:Dayから1年:エージェンティックインターネットのビジネスモデル構築
- ブログ:イト、あなたのルール:すべてのお客様にAIトラフィックの新たな選択肢を提供
- ブログ:Attribution Business Insightsでクロールの実態を可視化
- ブログ:AI検索をよりスマートに
Cloudflareについて
Cloudflare, Inc.(NYSE:NET)はコネクティビティクラウドの先端企業で、企業が環境にかかわらず従業員、アプリケーション、ネットワークの速度と安全性を高め、簡略化とコスト削減を実現できるように支援しています。Cloudflareのコネクティビティクラウドは、クラウドネイティブな製品と開発者ツールをまとめた機能満載の統合プラットフォームで、どんな組織でもビジネスの遂行、開発、加速に必要なコントロールを手中にできます。
世界最大級で相互接続数も最多級のネットワークを誇るCloudflareは、お客様のために日々何十億件ものオンライン脅威をブロックしています。大手企業、起業家、小企業、非営利団体、人権団体、政府機関まで、世界中で数百万に上る組織から信頼をお寄せいただいています。
Cloudflareのコネクティビティクラウドの詳細については、
cloudflare.com/connectivity-cloudをご覧ください。最新のインターネット動向と洞察については、radar.cloudflare.comをご覧ください。
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将来予想に関する記述
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